通信データの一部が欠ける一般的原因はフロー制御をしておられない事が考えられます。
例えばシリアル->LAN変換において、LAN側が混雑するなどでシリアルデータの送出処理が滞った場合、シリアルデータの流入を止めないとデータのオーバーフロー状態となり、データ消失致します。これは通信する両方でフロー制御設定する事で防ぎます。無線LANの場合特に重要性が高くなると思われます。
逆にLAN->シリアル変換においても、シリアル装置内でデータ処理が間に合わない場合、シリアルフロー制御する事で、LAN側のTCP/IP通信を抑制する事も可能となります。
その他考えられることを以下に記載します。
1) シリアル設定の問題
シリアルボーレートをお間違いになり、接続機器とシリアル設定が違う場合に文字化けが発生します。
WebManagerからシリアル設定をご確認願います。
下記資料P.17-18もご参照戴けますと、幸いでございます。
WebManager説明:
https://www.co-nss.co.jp/p-lan/member/manual/WebManager.pdf
2) ターミナルソフト側の問題
一部のターミナルソフトでは0xFFをtelnetコマンドとして処理し、送受信データが変化するといった事例がございます。
もし、ポート番号が上記にて指定する範囲でなく、観測方法がターミナルソフトである場合は、一度、フリーソフトであるWireShark等のパケットキャプチャソフトにてLAN上のデータを観測願います。
通信は正常であるが、ターミナルソフト側の表示がおかしいという可能性もございます。
3) 旧リダイレクタ互換ポートを設定している場合
XPortのローカルポート番号を14000~14009の範囲の中から設定しておられませんでしょうか?
この範囲のポートは旧リダイレクタ専用のポートであり、通常のポートとは違う動作になります。
本ポート範囲は通常使用が出来ないポート番号となります。
もしご使用中でしたら、別のポート番号を設定して通信をお試し願います。
尚、XPortの予約済みポート(通常使用不可)の一覧については、下記FAQにございます。
一度、こちらもご確認戴ければ幸いでございます。
FAQ:予約済みポート番号について