「KVM over IP」とは何ですか?


 遠隔の端末を操作するためには、リモート端末ではKVMに関する電気信号を何らかの方法で伝達し、そのデータをローカル端末でクライアントとなるソフトウェアを動作させ、キーボードとマウスの操作やリモート端末のビデオグラフィックに表示することになります。

 この装置を実現するためのコンセプトを大きく分けますと、①ソフトウェアによってネットワークを使用する方式と、②KVMを特殊なハードウェアで電気的に延長する方式になります。



ソフトウェア方式
 

 ソフトウェアのみで直接リモート端末の画面を操作するため、安易且つ安価に導入と運用を実現することが長所となります。

 しかし、ソフトウェアであるため動作するOSは限定され、リモート端末にサーバソフトウェアを、ローカル端末にはクライアントソフトウェアを導入する必要があり、このソフトウェアが停止している(あるいはOSが起動していない)場合には遠隔操作が実現出来ません。

 これはOSのトラブルやリモート端末のハードウェアの設定(主に BIOS設定)変更など、考えうる最悪な状況への対応が難しくなります。

ハードウェア方式
 

 「KVM」の各種ケーブルを電気的に延長することで実現します。この方式であればOSの起動や再起動の確認、コンピュータのBIOS設定も可能です。

 しかし、電気信号を延長する通信機器やKVM専用の延長ケーブル設置にコストがかかるためシステム導入には敷居が高くなります。

 そこで、上記①②の両方を取り入れ、ローカル端末・リモート端末間の通信でIPネットワークを利用し、リモート端末側では専用の装置が直接接続することで遠隔操作を可能とする方式が「KVM over IP」です。

最終更新:
2008-04-22 21:05
改訂:
1.0
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