お客様が過去に作成されたCOMポート用ソフトをデバイスサーバで使いたい場合、
LANTRONIX社が提供しております、Com Portリダイレクター[SCPR],[CPR]ソフトウェア が使用できます。
PC上にソフト的に作られたCOMポート(仮想COMポート)を作りデバイスサーバにLAN接続します。
・[SCPR],[CPR]の違い
SCPRは暗号通信機能付きです。SCPRから暗号機能を取ったものがCPRです。
SCPRのインストール時設定はCPRと同じ「暗号なし動作」をします。
2020年1月時点では、Windows10正式対応版はSCPR Ver4.3.2.1のWin10対応インストーラ品です。
(入手については、弊社サイトのLANTRONIX製品技術質問コーナーから連絡をお願いします)
CPRはWindows10が動作する事をメーカーが連絡しておりますが正式対応版の
リリースアナウンスがありません。
よって、2020年1月時点では Windows10でご使用の場合、SCPRを推奨いたします。
・CPR推奨条件ついてのお知らせ。
CPRとお客様アプリを組み合わせて使用する構成ではソフトウェアとして複雑な構成となります。
LANTRONIX社では、お客様過去ソフトを使わざるを得ない場合にSCPR,CPRをご案内しております。
通常はソケットライブラリを使用するソフトウェアをご使用下さい。
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互換性に関する説明
1)Com PortリダイレクターVer4.3またはそれ以降 (CPRとも言います)
XPort05R、XPort04R、XPort03R、XPort03、XPort01、WiPort、WiPortNR、UDS1100、UDS2100、WiBox、
XPortPro、XPortAR、MatchPortAR、EDS1100/2100/4100の全ファームウェアバージョンに対応します。
詳しくは資料をご覧下さい。
2)RFC2217機能
Com PortリダイレクターにはRFC2217という周辺信号制御機能があります。
XPort05R、XPort04R、XPort03R、WiPort、WiPortNR、UDS1100、UDS2100、WiBoxの
ファームウェアがVer6.6.0.0またはそれ以降の場合に使用出来ます。
本機能を使用しない場合は、通常モードで使用。1)項の説明が適用されます。
3)お客様のアプリケーション
もしお客様のRS232Cを使用するアプリケーションが
Visual Basic6およびそれ以前のMSCOMMを使用している場合、旧版になりますが
Com Port リダイレクターVer3.1.0.1をご使用下さい。
ComPort_SetUp_ver3.pdf
Ver3.1.0.1はWindows Vista、Winodows7に対応しておりません。また、RFC2217機能はございません。