「正しい接続、手順を行っても、シリアルからセットアップメニューに入れない」、
「LEDの点灯パターンが通常状態と異なっている」といった現象が発生した場合、Flashメモリに記録された
ファームウェア記録状態に異常が発生した可能性があります。
ハードウェア故障ではなく、ファームウェアの記録状態の異常である場合、以下の手順に沿って
シリアルリカバリを行うことでファームウェアが正常状態に戻ります。
シリアルリカバリ手順
1. LANTRONIX社からダウンロードするなどでファームウェアROMをHDD上の任意のフォルダに置きます。
2. PCとデバイスサーバをシリアルケーブルで繋ぎ、DeviceInstallerを起動させます。
3.「ツール」->「詳細設定」->「ファームウェアの修復」を選択します。
4.「PCのポート」にてデバイスサーバを繋いでいるCOM(RS232Cポート)を選択します。
5.「デバイスのモデル」にて、ご使用になられているデバイスサーバを選択します。
6.「ブラウズ」より、ファームウェアROMを選択します。
7.「OK」によってリカバリが開始されます。
8.「Please reset~」メッセージに従い、デバイスサーバの電源をOFF/ONします。
以上で、シリアルリカバリが処理されます。
シリアルリカバリが開始されない場合、接続が異常である可能性があります。
シリアルリカバリが終了しても復旧しない場合は、ハードウェア故障の可能性がございます。
その際には、現象内容にシリアルリカバリを既に行ったという情報を加えて弊社サポート迄
ご連絡をお願いします。
・XPort03R、WiPort、UDS、WiBoxの場合では、 *.rom ファイルをシリアルリカバリします。
その後、 *.cob ファイル(WebManager:設定画面)をLAN経由で書きます。
DeviceInstallerの Upgrade を使用します。
・XPortAR、MatchPortAR、MatchPort b/g Proの場合では、最近のVersionは *.romファイルに
WebManagerが一体になっています。