シリアル→LAN変換のタイミングの解説は各製品共通項「DeviceLinx」のカテゴリーをご覧ください。
ファームウェア1.8と6.1以降のシリアル->LANパケット送出タイミングには違いがあります。
以下は特記外では、工場出荷設定での動作の説明です。
(1) | ファームウェアVer1.8の動き |
シリアルから連続してデータ受信した場合、4094byte分データをXPort内に蓄えて3パケットに分けて一気に送信します。 データ部の長さが1400byte、1400byte、1294byteの3パケットです。 (但し、パケットの再送、Webサーバ機能の稼動、メール送信など他の処理が割り込んだ場合を除きます) シリアルから来たデータを蓄えるためLANに出るまで時間がかかり、即時性が必要な場合に困るとの指摘があった事も事実です。 |
|
(2) | ファームウェアVer6.1以降の動き |
シリアルから連続してデータ受信した場合、10数mSec毎にシリアルから来たデータを細かくパケット送信します。 PC側プログラムはデータが複数のパケットに分かれて来る事を前提とした処理をお願いします。 |
|
(3) | Pack ControlのIdle Gap Time設定をした時の動き |
Idle Gap Time設定とは、デバイスサーバがシリアル受信している状況において、データが途絶えた時間が設定時間を越えるとLAN側からパケット送出する機能の設定です。 つまりシリアル受信が連続した場合、ファームウェアVer1.8ではIdle Gap Time設定をしてもしなくても動きは同じとなります。 ファームウェアVer6.1で、ファームウェアVer1.8同様の動作をさせたい場合ここを12mSecに設定します。 Pack Controlは、本文書の全デバイスサーバ共通のFAQにも説明がありますので併せてご確認下さい。 |