ISARSI(シリアル通信)の場合は、同時に1個のIXLクライアントしか受け付けません。
ISaGARF Ver.4.03以前の場合
ETCPネットワークドライバ経由でターゲットへ同時に接続できるIXLクライアントの数は3つに限られていました。4つめのクライアントを接続しようとすると、失敗します。
この制限を拡張するには、PRDK(ISaGRAF Ver.4/5 開発ツールキット)を使用して、ターゲットの以下のソースの修正が必要です
ETCP
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ソース "detc0mai.c" のマクロ ETCP_SRV_MAX_CLT_QUEUE の数値を大きくします。
ISaGRAF Ver.4.10以降の場合
1.ETCP(イーサネット)を使用する場合
ETCP経由でターゲットへ接続できるIXLクライアントの数を増やす場合には、通信タスクのスタートアップパラメータNbIxlClt で指定します。
【Windows NTターゲットの場合】
例えば、NTターゲットで10個のIXLクライアントをETCP経由で接続する場合は、以下のように設定します。
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1. ターゲットに"ETCP.INI" ファイルがなければ作成します。
2. "ETCP.INI" ファイルに以下のセクションを追加します。
[APP] NbIxlClt=10 |
【VxWorksターゲットの場合】
putEnvコマンドを使用してください:
putEnv("ETCP_NBIXLCLT=10") |
【OS9ターゲットの場合】
setenvコマンドを使用してください:
setenv("ETCP_NBIXLCLT=10") |
※使用するIXLクライアントの数に応じてIXDとETCPのパラメータを変更する必要がある場合は、FAQ 「ターゲットの起動時のパラメータについて」も合わせてご覧ください。
2.HSD(ローカル)を使用する場合
バージョンV4.1XでローカルのHSDプロトコルで接続するIXLクライアントの数を増やす場合、各バーチャルマシンのスタートアップパラメータCnxNBr(サーバコンポーネント)を使用します:
【Windows NTターゲットの場合】
例えば、NTターゲットで10個のIXLクライアントをETCP経由で接続する場合は、ISAVM.iniファイルに以下のように設定してください:
[SRV] CnxNbr=10 |
【VxWorksターゲットの場合】
putEnvコマンドを使用してください:
putEnv("ISAVM_SRV_CNXNBR=10") |
【OS9ターゲットの場合】
setenvコマンドを使用してください:
setenv("ISAVM_SRV_CNXNBR=10") |
HSDの場合、アンサーの数やバーチャルマシンのサイクルもSRVのパラメータ:MAXSCAN で設定することが可能です。