ISaGRAF Ver.4ターゲットは32ビットアプリケーションか16ビットか


ターゲットそのものについて
ターゲットのソースは、ANSI Cの規格に準拠したC言語で記述されています。そのため、ターゲットのCPUが16ビットでも32ビットでもコンパイラさえANSI Cに準拠していればコンパイルは可能です。
標準の WindowsNT版ターゲットは32ビットアプリケーション(WIN32)です。

アプリケーションコードのメモリモデル
なお、アプリケーションコードには、プロジェクトの変数を独自のアドレッシング方法で管理します。これには2種類のメモリモデルがあります。

ミディアム
変数は16ビットのアドレスで管理されます。変数の合計のサイズは64Kを超えることができません。

ラージ
変数は32ビットのアドレスで管理されます。

これらのメモリモデルにあわせて、ターゲットも2種類あります。
Ver4.00~Ver4.02のターゲットでは、ミディアムにのみ対応しています。

ターゲット内のシステムレイヤが管理する変数を格納する共有メモリは、いわゆるセグメント方式のメモリにも対応できるようになっています。そのため、セグメントサイズの小さいCPUでも、ラージモデルのターゲットを移植することができます。
ちなみに、標準の WindowsNT版ターゲットでは共有メモリはフラットなメモリ空間として扱っています。
最終更新:
2008-08-01 11:14
改訂:
1.0
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