ISaGRAF Ver.4/5 |
■タスクの概念
- タスクはありません。1個のリソース内ではすべてのプログラムは同じ周期(サイクルタイム)で実行されます。
- グローバル変数のスコープ(適用範囲)は、1個のリソース内のすべてのプログラムです。規格で定められているように、あるプログラムでグローバル変数を宣言し、それ以下のサブプログラムにおいてグローバルになる、といったものは作れません。
- 外部参照変数は未サポート。変数型は以下のものは未サポート。
BYTE,WORD,DWORD,LWORD,LINT,LREAL,すべての符号無し整数・実数,日付型,時刻型,すべてのANY型タイマー変数は、演算結果やタイマー動作の結果が24時間以上になると24時間を引いた値に戻ります。また、マイナス値もありません。文字列型の最大長さは255バイトです。列挙宣言,変数宣言時の範囲宣言,一時変数,I/O変数の直接表現での64ビット変数,変数のAT属性は未サポート。アクセス変数は明確に宣言できません。(辞書で「ネットワークアドレス)を宣言したものがそうなります)
- プログラムのインスタンスは設定できません。パラメータのモードは入出力型はありません。入力か出力のいずれかしか宣言できません。パラメータのオーバーロードや型にANY型は指定することはできません。パラメータの数は可変には出来ません。ST言語でファンクションやサブプログラムをコールするとき、パラメータの設定の順序は変更できません。サブプログラムのパラメータを省略することは出来ません。
- SFC要素で記述することが出来ません。
- 下記のISaGRAF独自の命令/ファンクションを追加しています。
命令:GSTART,GKILL,GFREEZE,GRST
ファンクション:GSTATUS変数の宣言をプログラム中に記述できません(辞書エディタで行います)。
- プログラム中にファンクションブロックを配置した場合、第1のパラメータがブール型でない場合、強制的に入力"en"が付加されます。
- イニシャルステップを1プログラム中に複数個、記述できてしまいます。トランジションをFBD言語で記述できません。ステップをFBD言語で記述できません。遷移コネクタは未サポート。命名済み遷移は未サポート。>ステップのアクションで下記のものは未サポート。 L,D,SD,DS,SL選択分岐で複数の遷移条件が同時成立する場合、優先順位の概念がありません。そのため、SFCのトークン(活性化状態の状態)が増えてしまい、アプリケーションによっては動作が不安定になる場合があります。