1.各種オブジェクトの定義
TDBuildでは、以下のようなオブジェクトの定義を行います。
- ターゲット記述の作成(メイン定義、組込みソフトウェアのオプション設定)ユーザ定義データタイプの作成(IEC言語プログラムで定義)C言語POU(ファンクション/ファンクションブロック/変換ファンクション)の登録I/Oドライバの登録C言語オブジェクトのテンプレートソースの作成IXL通信・データバインディング用ネットワークドライバの定義
2.C言語POUのテンプレートの作成
TDBuildでは、該当するISaGRAF ver.4/5ターゲットフォーマットのC言語ファイルのテンプレートを生成することができます。これをもとにC言語オブジェクトの機能をコーディングし、ターゲットにリンクして実装します。
3.ISaGRAF Ver.3のライブラリのC言語オブジェクトのVer.4/5への移行
ISaGRAF Ver.3 のC言語ライブラリからPLC定義を作成し、ISaGRAF Ver.4/5へインポートすることが可能です。
ただし、インポートされるのは関数のインタフェース(パラメータ)のみです。C言語ファンクション本体のCソースコードはインポートされません。ISaGRAFから手動でCソースコードの移行と、Ver.4/5用のC言語インタフェースへの修正を行う必要があります。
TDBuild.exeはISaGRAF Ver.4/5のインストールフォルダの "Bin" の下にあります。
操作の詳細についてはTDBuilderのマニュアル、ISaGRAF Ver.4/5 ターゲットユーザガイドをご覧下さい。
なお、ISaGRAF Ver4.02以下ではTDBuildは未サポートです。MS-Access で PLCTools.mdb を開いてこれらの設定を行います。