ISaGRAFを Ver3.23にバージョンアップしたら、PIDファンクションブロックが使えなくなっている。


PIDファンクションブロックは、旧バージョン(Ver3.0X以前)には標準ファンクションブロックに含まれておりましたが、Ver3.20以降、標準ファンクションブロックから外れました。
その理由は、このファンクションブロックはパラメータの設定等により非常に動きに幅があり、開発元のICS Triplex ISaGRAF Inc.で動作保証できないと判断したためです。

PID処理に関しては、お客様の責任で、ユーザーファンクションブロックを作成して機能実現していただくことになります。

(参考)PIDファンクションブロックの仕様
このファンクションブロックは制御で使用される、いわゆるPID制御機能を持っています。パラメータは、次の意味を持ちます。


パラメータ名 意味
PV 制御する値
SV 制御目標値
KP 比例ゲイン
TR 積分ゲイン
RD 微分ゲイン
cycle 現在値のサンプリング周期

例えば図1のブロック図の制御を実現するような場合には、図2の様なFBDを記述します。

図1


図2

最終更新:
2009-03-19 14:48
改訂:
1.1
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