バインディング用のメモリサイズを増やすには


HSDバインディング
これは共有メモリを利用したコンフィグレーション上でローカルなバインディングです。使用メモリ量に制限は特にありません。

ETCPバインディング
ディフォルトで割り当てられるサイズは 512 KB です。
このサイズはコンシューマ側のコンフィグレーション上のETCPドライバによって使用されるメモリサイズに相当します。
ETCPバッファサイズを増やすには ETCPタスクのNCRBSize パラメータを設定します。NCRBSize の必要最小限の値は以下のように計算します、

NCRBSize = プロデューサ数 × (ヘッダサイズ + プロデューサ側送信するトータルのサイズ)

ここで
  • ヘッダサイズ = 32 です。プロデューサ側送信するトータルのサイズ: 1個のプロデューサによってプロデュースされるデータサイズ。 プロデューサとなる各コンフィグレーションそれぞれに計算する必要があります。

バッファサイズは別の方法によって設定することも可能です。
環境変数 ETCP_NCRBSIZEを使用するか、Windows NTターゲットの場合はターゲットフォルダのETCP.iniファイルで設定できます。

Windows NT ターゲットの場合
ETCP.iniファイルの[APP]セクションに下記の記述を追加します。
[APP]
NCRBSIZE=XXXX ;(XXXX はサイズ値)

他のターゲットでの環境変数の設定

OS-9/VxWorksでの環境変数の設定の仕方を参考にしてください。
最終更新:
2008-07-31 11:06
改訂:
1.2
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